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AGA(男性ホルモン型脱毛症)

このページではAGA(男性ホルモン型脱毛症)についてご紹介しています。

はじめに

AGA(男性ホルモン型脱毛症、Androgenetic Alopecia)は、男性ホルモンと遺伝が関連した脱毛症のことを指します。

 

AGAでは毛髪が伸びる成長段階の時間が短くなっており、正常よりも短期間で毛髪が抜け落ち、特に頭頂部と前頭部で脱毛がみられます。

発症すると、まず髪のハリやコシが失われ、うぶ毛のような頼りない毛髪に変わっていき、その後じわじわと脱毛が進んでいきます。

 

免疫機能の異常やアトピーが原因となる円形脱毛症や、日常生活で髪の毛が引っ張られることが原因で起こる牽引性脱毛症とは異なります。

 

疫学

男性では20代後半から30代でみられるようになり、年齢が高くなるにつれ多くなります。

女性では閉経後に発症することが多く、頭頂部の毛髪が薄くなる傾向があります。

 

原因

毛髪には1.成長期、2.退行期、3.休止期の3つの周期があります。

正常の毛髪は成長期が2~6年ほどありますが、AGAでは成長期が短くなってしまい、十分に毛髪が成長する前に退行期、休止期に移ってしまいます。

 

AGAの発症には、男性ホルモンの一つであるジヒドロテストステロン(DHT)が関与しています。

DHTは毛根に作用し、毛髪の成長を抑制する働きがあります。

またAGAには遺伝的要素も関与していることは、皆さんもご存知のとおりかと思います。

 

治療

AGAのガイドラインでは、内服薬ではフィナステリド、デュタステリド、外用薬ではミノキシジル、外科的治療として自家植毛が推奨されています。

 

フィナステリド、デュタステリド

経口薬として使用され、ジヒドロテストステロンの産生を減少させることで毛髪の成長期を延長します。前立腺肥大症の治療薬としても用いられています。

2つの薬剤に対する私なりの解釈は以下の通りです。

  どこをブロックする? DHTの抑制
フィナステリド 5α還元酵素 Ⅱ型のみ 約60–70%低下
デュタステリド 5α還元酵素 Ⅰ型+Ⅱ型の両方 約85–90%低下

 

臨床効果の違い

進行の抑制: どちらも有効

発毛量の改善: デュタステリド > フィナステリド(差は「小〜中等度」)

効果が出るまで: いずれも 3〜6か月、評価は 6〜12か月で

 

副作用(頻度は全体として低い)

性欲低下、ED、射精量減少

乳房の張り/痛み

肝機能異常(まれ)

PSA(前立腺腫瘍マーカー)が低くなる(約半分)

服用中は献血不可

デュタステリドの方がDHT抑制が強いぶん、性機能系の副作用がやや多いと言われますが、差は大きくありません。

 

以上の理由により、当院ではデュタステリドを処方しています。自費診療となり、診察料1000円、薬代が1か月3000円としています。詳しくは自費診療のページをご覧ください。

ただし、前立腺肥大症の治療目的の場合は保険適応となります。

 

ミノキシジル

外用薬として使用され、髪の成長を促進し、脱毛を減少させる効果が期待できます。医療機関で処方はできませんので、薬局で購入してください。

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