このページではメディカルダイエットについてご紹介しています。

はじめに

食事制限や運動によりダイエットできれば一番いいですよね。

ただ、これには強い意志が必要になります（泣）。

代謝を上げたり、食欲を抑える薬を使用して、ダイエットをサポートする方法があります。

メディカルダイエットの種類

漢方薬（商品名：防風通聖散）

代謝がよくなり、消化管の運動を亢進することでやせやすくなります。

薬局では『ナイシトール』という商品名で販売されているものです。

便通もよくなりますが、消化管の運動が良くなり過ぎて下痢になる方は内服回数を調整してください。

肥満症に対して保険適応となっており、費用は3割負担の方で１か月あたり1500円ほどです。

食欲抑制剤（商品名：サノレックス）

食欲を抑制する内服薬です。

BMI35以上の高度肥満の方が保険適応となります。また処方期間は最長で３ヵ月という制限があります。

副作用として口渇や便秘がみられることがあります。費用は3割負担の方で、１か月あたり4500～13000円ほどです。

GLP-1受容体作動薬（商品名：リベルサス、オゼンピック、マンジャロ、ウゴービ）

食後のインスリン分泌を促し、血糖値の上昇をおさえます。

また腸の蠕動（ぜんどう）を抑えたり、脳に作用し食欲を抑える作用もあります。

リベルサス、オゼンピック、マンジャロは糖尿病の方で、ウゴービは高血圧、2型糖尿病、脂質異常症のいずれかの持病のある高度肥満の方で保険適応となります。

副作用として悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、腹部膨満などの可能性があります。

費用は3割負担の方で、１か月あたり4000～8000円ほどです。

注意

医療機関で処方する薬は安全第一のものです。

薬を使用したからと言って、勝手に痩せるわけではありません。

ダイエットの主体はあくまで食事制限や運動であることを忘れず、無理なく長期に続けましょう。